P<0.05
医学の文献には P<0.05などという表記がやたらと出てくる。
医学の英語を勉強している人のなかにもこれを理解していない人が多い。
ぶっちゃけて言うと、Aという薬とBという薬の効果を比較するとき、Aでは100人中38人が改善、Bでは65人が改善したとする。では、Bの方が効果が高いかというと、もしかしたら偶然かもしれない。
そこで、その差が偶然でないことを統計学的に評価する必要が生じる。
実はこのPは人為的に設定するもので、偶然である可能性が5%未満であることを統計学的に証明したければ、P値を0.05に設定すればよい。このP値が有意水準となる。
P<0.05というのは、偶然に起こる可能性が5%未満であるということである。この値が小さいほど、偶然である可能性が小さいことになる。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。