医学の文献によく出てくるもののひとつに
document (動詞)がある。
The properties of each component were docuented.
さて、これは宿題にしておこうかな。
特に医学ではよく出てきて、何かよくわからないまま、関連でごまかしてしまうことが多いのがこの be asscoiated with である。
High concentration in SO2 was associated with a number of asthmatic children.
要するに、二酸化硫黄濃度が高くなって、小児喘息患者が増えたということである。厳密には、ほかに何か原因があって、そのために、二酸化硫黄濃度が高くなり、同時にその二酸化硫黄濃度とは関係なく小児喘息患者が増えた可能性も否定できない。
しかし、この be associated with の理解としては、そういう可能性を一応頭に入れたうえで、因果関係としておくのが簡明である。風が吹けば桶屋が儲かるよりははるかに強い因果関係である。
Fever was associated with the administraton of the drug.
熱と薬剤の投与との間に因果関係があるとは言い切れない。偶然の可能性もある。
しかし、この薬(剤)を投与すると、熱が出た(発熱がみられた)ということに変わりはない。
そう理解しておけばいいものを「関連」など出してくるからわからなくなる。
この be associated with をわかりやすく説明している辞書にはまだお目にかかったことがない。だから、しかるべく訳す翻訳者ほど、無知なチェッカーから「この意味、辞書に載ってないんですけど」という時間の無駄でしかない質問を受けることになる。