医学の英語はこんなにカンタン

医学の英語は、ふつうの英語とは別物、ずっとカンタン。それを書いていきます。

案外知らない is indicated

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 Surgery is indicated.


 この文を見て、さて、単語は知っているが、どういうことだろうと悩む人は多いだろう。
外科手術が指示されるって、どういうこと。
 実は native speakers のチェッカーのなかにもこれを知らない人がいて、さらにわけのわからない英語に直してしまうこともある。


 要するに、平たく言えば、この病気(疾患)には、この治療がふさわしいですよということで、「外科手術の適応とされる」という言い方がある。


 is indicated の前に来るのは、薬剤名でも治療法でもなんでもいいわけで、これひとつ知っているのと知らないのとは大違い。


 ところが、その時はわかったつもりでも、すぐ忘れてしまう人がいる。


 そういう人には、
 No treatment is indicated. かもしれない。



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image とは

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 イメージ、カタカナになったことばほど、英語での使い方がむずかしいのはよく言われることです。
 イメージって何でしょう。


 image は名詞としても動詞としても使えます。


 たとえば、腫瘍の画像を撮影した。


 × A picture of the tumor was taken.


 そんなことをしなくても、imageには「画像を撮影する」という意味があるので、


 〇 The tumor was imaged.






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効果は effect か

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 効果は effect か。
 たしかにそうです。ただ、この語はやや概念的、抽象的な感じがします。


 何らかの治療を実施して、効果が得られたという場合には、response の方が具体的に得られた効果という実感があります。


 response というと「反応、応答」と覚えている人が多いと思います。治療をしても何も変化がないことがありますね。その場合は response がないわけです。うんともすんとも言わない、びくともしないなどの感覚です。治療をすることによって、何か返ってくるものがあるかどうかということで、「手応え」のようなものです。


 Response to therapy was obtained. 治療効果が得られた。


 ところが、人間の頭というものは中学時代の若い脳に刻まれたことをなかなか覆しにくいらしく、そのときは納得しても、時間がたつと、response はまたもとの「反応、応答」に戻ってしまうのが残念です。


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