医学の英語はこんなにカンタン

医学の英語は、ふつうの英語とは別物、ずっとカンタン。それを書いていきます。

P<0.05


 医学の文献には P<0.05などという表記がやたらと出てくる。


 医学の英語を勉強している人のなかにもこれを理解していない人が多い。


 ぶっちゃけて言うと、Aという薬とBという薬の効果を比較するとき、Aでは100人中38人が改善、Bでは65人が改善したとする。では、Bの方が効果が高いかというと、もしかしたら偶然かもしれない。
 そこで、その差が偶然でないことを統計学的に評価する必要が生じる。


 実はこのPは人為的に設定するもので、偶然である可能性が5%未満であることを統計学的に証明したければ、P値を0.05に設定すればよい。このP値が有意水準となる。


 P<0.05というのは、偶然に起こる可能性が5%未満であるということである。この値が小さいほど、偶然である可能性が小さいことになる。



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There is の構文は原則使わない

医学の英語はこんなにカンタン
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Independently published

 医学では、基本的に there is の構文は使いません。


 では、どうすればいいのか。


 たとえば、データがない。


 Data are lacking.


 No data are available. 





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survival と the survival

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Independently published

 医学の文章は、冠詞の使い方を学ぶ宝庫でもあります。


 冠詞も何もなしに、survival と出してきて、これで「わかってくれ」というのですから、すごいものです。


 Survival is low.


 医学で survival と出てくると、生存率か生存期間のことになります。low ですから生存率以外にありえないですね。生存率が低い。


 ところが、率だからといって、rate を使ってしまうと、


 × Survival rare is low.


 〇 The survival rate is low. 


 つまり、rate が主役になると、冠詞なしでは使えないということです。


 survival に the がつくと、生存という意味になり、


 The survival of these spieces is threatend. この生物種の生存が脅かされている。


 というような文に使われます。



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